第0回


糊落しの巻!


今回はレプリカジーンズを買った際穿き込む前に行う
「糊落し」という作業にスポットを当てていきたいと思います。
穿き込む前の作業だから、第0回。
そう銘打ってみました。


さて、レプリカジーンズ
最初にココを読まれた方は、何ぞや?
と思われるかもしれないので簡単に説明しますと、


(生産効率が悪いが、ムラ糸が織れる)旧式力織機を使って
織り上げた糸を使用し、ヴィンテージジーンズと同じ仕様で作られたコダワリ・ジーンズ



となるでしょうか??
なんでムラ糸がいいか、といいますとヴィンテージのような縦落ちが出るからなんですね。
それについてはまた別の場にて説明したいと思います。



はてさて、なんで糊落しか?
特にレプリカジーンズでもリジッド(未洗い)だと、糊が付いてパリッパリ!
また生地の目が詰まってないので、洗った時に縮みが生じる
この縮みがマニアックな人(勿論私も含む)に受けているようです

縮みがあるので購入時自分のサイズを見定めるのが難しいんですよね
そこもなにやらドキドキ・・・面白いんですよねぇ、実際!


ですが、この縮み=シュリンク・トゥ・フィット(shrink to fit)
縮む事であなたの体に合いますよ



というのが、現行ジーンズの防縮加工にはない味
人それぞれに体型がありますので、その形にカスタマイズされる
いわばセミ・オーダーのようなものともいえます


さて、前置きがいつもの如く長いので
コレくらいにしておいて糊落し→ほぼ完全な縮みの過程を紹介したいと思います
ユニクロSC1947の実験結果から取り組んで見ました

1回目の洗濯でほぼ完全に縮ませる事で
これ以上縮む事もなく、ヒゲやアタリの位置がズレる事もなくなりますからね
それが長所でしょうか? あと多少縮みも調節することも出来ます



蛇足ではありますが
糊落し、と一言に申しましてもそのやり方は人それぞれ十人十色でありまして
この方法はあくまで「普通」のやり方、もしくは流的糊落し
として紹介しております



浸け置き&洗濯(被験ジーンズ マッコイLot.901
今回使うバケツ
ユニクロとは違うバケツを使用

容量は13L
かなりデケェー!
ジーンズも余裕で入ります


裏返しにしたジーンズを腰から入れる

その後約40℃のお湯を注ぐ
お湯を入れながら
ジーンズの空気を抜いてムラをなくす

桶に水を入れた重しを乗せて
約2時間浸ける


←が攻撃前のお湯

下が攻撃後
すんげぇ色落ちてますねぇ
浸したお湯

2時間と前回の実験の倍なので
かな〜〜りの量のインディゴが・・・

も、もったいねぇ・・・
マヂで


その後洗剤をごく少量で
洗濯をします
洗剤は好みで入れなくても構いません

普通に洗濯ですね

ここでも水が濃紺・・・( ̄□ ̄;)



洗濯後はSC1947でも使用した乾燥機へ裏返しのまま投入。

前回の実験成果より
7リットル乾燥機(10分100円)で40分乾燥を施す。
因みに、サイドシーム(特に外側)のアタリを重視するべく
初回洗濯から乾燥機に至るまでにミミの部分をしっかりと開いておく事を付け加えておく






これで糊落し→縮みの全工程は終了する
完全な糊落し→縮み作業はコレが始めてなので、
次回以降糊落しで詳細が分かれば随時追加していきたいと思う

んが、いつも(全部で2回しか行っていないが)思うのだが
糊落しの浸け置きからジーンズを引き上げる時にいつも感じること・・・
それは

何故か、お湯及びジーンズが

ソバ臭い!

ということ
なんか、ソバっぽいニオイ・・・
糊なのに、ソバ? ソバ??
どうでしょう??みなさんの賛同は得られるでしょうか??
そんなニオイしません??


余談ではあるが、防縮加工してあるジーンズでも
最大で3%程度の収縮が起こることもある、との事
若干縮む場合も、アリと頭に入れた方がよい・・・かな?



2003.04.14


 

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